飯塚のブログ
『FAKE』なのか?
こんにちは!飯塚です(^_^)
ゴーストライター騒動で話題になった
佐村河内守さんのドキュメンタリー映画『FAKE』を
観てきました。
監督はオウム真理教事件のドキュメンタリー映画を撮った
森達也さん。
森達也さんは、佐村河内守さんの怒りではなく「悲しみ」を撮りたいと言い
どんな時もそばにいた奥様との会話や日常が描かれていました。
ラスト12分は、誰にも言わないでください。と、言われたので
言いませんが、ズーンときました。
解釈はそれぞれ観た人によって変わってくると思うけれど
やっと未来を見るようになれた。というのが私の感想です。
終わってから、森達也さんとバクシーシ山下さんの
トークショーがあり、質問コーナーでは、観客からの問いに答えてくれたのですが
「ドキュメンタリーを撮る時に気をつけていることは?」
ドキュメンタリーだけでなく、
全ての情報は誰かの作為で作られている。
どんな事実も、言葉にしたり、映像にすれば、
その人の目で見た事実になっていく。
これは、深いですよね。
言葉を仕事にしている私も、気をつけなくてはいけないことだと思いました。
「佐村河内守さんなど、被写体になる人とどうやって距離を縮めるんですか?」
距離は縮めようと思っていません。
もちろん、距離が近いほうがやりやすいですが
その人との距離の中で、関係性を作っていけばいいと
思っています。
この答えも
距離は縮めたほうがコミュニケーションが取りやすいと
思っていた私には、目からウロコでした。
どんな距離感でも、関係性は作れる。
なるほど!ですね。
バクシーシ山下さんはAV監督で、
「私も女優さん、男優さんと距離は縮めようとは思いませんね(笑)」
まあ、そうなんでしょうね( ̄ー ̄)
佐村河内守さんは果たして『FAKE』だったのか
『FAKE』では、なかったのか?
謎です。